このようなときは
当院をご受診ください

- 首の辺りが腫れてきた
- のどを触ると熱くなっている
- 声がかすれてきた
- 首の辺りが赤くなっている
- 首の辺りに硬いしこりができた
- 食べ物や水を飲み込みにくい
- 呼吸が苦しくなることがある
- 発熱が続いている
- 食欲がなくなった
など
くびの病気
- 頸部リンパ節腫大
- 甲状腺腫瘍
- 唾石症
- 耳下腺炎
など
頸部リンパ節腫大
頸部のリンパ節がはれている状態です。
何らかの感染症で晴れることが多いですが、リンパ腫やがん、菊池病など原因は様々です。問診やエコーでの所見によってある程度原因がわかることもあるので慎重に診察させていただきます。
治療は基本的にはお薬で対応できるケースが多いのですが、正確な診断のために、大きい病院での検査や手術が必要になることもあります。その場合は、当院と提携している専門病院をご紹介いたします。
甲状腺腫瘍
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある重さ10~20g程度の臓器で、全身の新陳代謝にかかわるホルモンを分泌しています。
甲状腺に腫瘍ができても、しこり以外には目立った自覚症状がみられないことも多いですが、腫瘍が大きくなるにつれて、嗄声、のどの違和感、呼吸困難、嚥下障害などの症状が出やすくなります。
甲状腺腫瘍には良性と悪性がありますが、多くの場合早期に手術などを行うことで、良好な経過が期待できます。
ただし、とても危険なタイプも一部にありますので、甲状腺の腫瘍に気づいたときは、お早めにご受診ください。
唾石症
唾液腺や導管の炎症、唾液の停滞、唾液の性状変化などが原因となり、唾石ができてしまう病気です。
唾石のサイズは患者様によって大きく異なっており、砂粒大の小さなものから、3㎝以上になるものまであります。
初期の段階では目立った症状がないこともありますが、食事の際に顎の下の顎下腺が激しく痛んだり、腫れ上がってきたりする患者様もいらっしゃいます。
治療は比較的に小さな唾石の場合は、自然に排出されることもあるため、内服など行いながらしばらく様子をみます。
しかし、ある程度まで大きくなってしまったときは、手術を検討します。
耳下腺炎
耳下腺に炎症が起こる病気であり、ムンプスウイルス(おたふくかぜ)に感染したケースが有名ですが、そのほかにも、細菌感染、唾液の詰まり、自己免疫の異常などが原因となることもあります。
患者様にもよりますが、片側あるいは両側の耳下腺の腫れや痛み、発熱、痛みに伴う食欲低下などがみられます。
なお、耳下腺炎の多くは時間の経過とともに快方に向かうのですが、ムンプスの場合髄膜炎や髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを引き起こすこともあるため、注意が必要です。